賢く財形貯蓄で貯めよう!3種類の特徴を紹介

給与から自動的に積立貯金を行う「財形貯蓄」には、目的に合わせて選べる3つのプランが用意されています。

1つ目は、財形年金貯蓄です。正式な名称は「勤労者財産形成年金貯蓄」といい、老後の資金作りを目的としています。

利用条件は、55歳未満であることと、5年以上利用することです。この条件を満たすと、60歳から5年以上にわたり、年金として定期的に払い戻しを受けることができます。

メリットは、元本が550万円までの場合、利息が非課税になることです(貯蓄ではなく保険料として積み立てる場合は、385万円までが非課税)。

2つ目は、財形住宅貯蓄です。正式な名称は「勤労者財産形成住宅貯蓄」といい、住宅の購入やリフォームを目的としています。こちらも利用対象は55歳未満で、最低5年間の利用が条件とされています。

マイホームの購入や自宅の増改築資金として活用でき、条件を満たせば低金利の「財形住宅融資」を受けることが可能です。

非課税措置は、これら2つのプランの大きな魅力となっています。

3つ目は、一般財形貯蓄です。正式な名称は「勤労者財産形成貯蓄」といいます。目的に制限がなく、自由に使える貯蓄です。財形年金貯蓄や財形住宅貯蓄とは異なり、年齢制限が設けられておらず、55歳以上でも利用できます。しかし、3年以上の利用が条件です。

財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は1契約のみですが、一般財形貯蓄は複数契約可能です。複数の目標に合わせて資金を積み立てることができるため、より効率的な資産形成が可能です。